SHOTA KATO  ASICS LEAD’S INTERVIEW

「スポーツシューズをドレススタイルに落とし込む」という
新しい発想のもと誕生した「ASICS RUNWALK LEAD」。
その誕生背景を開発メンバーのひとりであるアシックス社員・加藤に
インタビューし、開発秘話や靴作りに込めた想いを聞いた。

「今の時代に求められるものをつくりたい」。
3年以上もの歳月をかけた熱い想い。

今回「ASICS RUNWALK LEAD」を語る上で外せないのが、アシックス創業者鬼塚喜八郎が、1983 年にアシックスウォーキングを始める際に設定した「健康と豊かな感性を持った人間性の回復」というコンセプトです。あれから37年経った今、新たに令和の時代のライフスタイル・ワークスタイルにマッチしたものへと見直す必要があると考え、「Life to Enjoy, Active, Dynamic」というキーワードを掲げました。
ここには「履く人が人生を楽しみ、よりアクティブに、よりダイナミックに生きてほしい」という想いが込められており、「ASICS RUNWALK LEAD」はそのコンセプトに沿って商品開発が行われています。

PROFILE 株式会社アシックス ウォーキング統括部 ウォーキング企画開発部 ライフスタイルウォーキング・ウェルネスウォーカー企画チーム所属。2014 年に入社し、婦人靴の開発に約5年携わる。その後紳士靴の開発を約1年担当。現在は企画チームに配属となりランウォークメンズ、ランウォークレディースを担当。
SHOTA KATO  ASICS LEAD’S INTERVIEW
SHOTA KATO  ASICS LEAD’S INTERVIEW
SHOTA KATO  ASICS LEAD’S INTERVIEW

シューズの特徴はなんといっても、トラディショナルな外見にアシックスのシューズを象徴するGEL テクノロジーのソールを組み合わせたその独特な構造です。まずデザイン面の話をしますと、アッパーにはRUNWALKの上位ラインにも使われる上質なキップレザーを採用しており、オーセンティックなドレスシューズにも引けを取らない高級感を実現しています。加えてミッドソールにスポーツライクなGEL を配することで、今までのRUNWALKにはなかった「ドレススポーティシューズ」というジャンルを確立しました。この「ドレスとスポーティが融合」したデザインにより、着用シーンもさらに広がるはずです。たとえば最近のワークスタイルでは、スーツよりもジャケパンで仕事をする人も多いと思います。また逆に、オフのシーンでもキレイ目なスタイリングを好む人も増えています。スニーカーではラフすぎる、ビジネスシューズでは堅すぎる、という場面でもこのシューズならすんなり取り入れていただけると考えています。

機能面では、今回のためだけに、靴の履き心地を左右するラスト(靴型)をゼロベースで開発。構造、素材、製法を見直すことで、やわらかく足を包み込んでくれる履き心地を実現しています。さらに、クッション性を発揮する衝撃緩衝材GEL ですが、これはアシックスがスポーツカテゴリーで培った技術をRUNWALK専用にアップデートしたもの。スポーツシューズ開発者とのディスカッションや、アシックススポーツ工学研究所でのテストを繰り返して、ようやく納得できる仕上がりにたどり着きました。テスト段階で私も実際に履いてみたのですが、ひいき目なしにその履き心地とクッション性は良かったです。足全体がやさしく包まれ、まるで雲の上をスキップするような快適感を、ぜひ皆様にも体験していただきたいですね。

「ASICS RUNWALK LEAD」は、ウォーキングシューズのパイオニア的存在として市場を牽引してきた私たちだからこそ提案できる次世代のシューズだと自負しています。開発には3年以上もの歳月を要しているのですが、実はそのあいだにコンセプトを見直し、開発をゼロからやり直したこともありました。進んでいた開発をやり直すのは、時間も、手間も、コストも、そして勇気も必要でしたが、開発スタッフ全員が「今の時代にマッチしたシューズを作りたい」、そして「本当にこのシューズを履くお客様に喜んでほしい」という想いを共有していたからこそ、踏み切れたのだと思います。
今後、コロナ禍を経て「歩く」という行為の意味が変わっていくような気がしています。「通勤のために歩く、その歩きを快適にする」という目的でこれまで多くのビジネスシューズは作られてきましたが、これからはもしかすると「歩くのが楽しいから外に出る」という価値観に変わるかもしれません。「ASICS RUNWALK LEAD」は、履くことに喜びをもたらし、歩きを楽しくしてくれる靴。今回のシューズ開発で培った経験を生かし、私たちはこれからも時代とお客様のニーズにマッチした靴作りを続けていきたいと考えています。

SHOTA KATO  ASICS LEAD’S INTERVIEW
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