RUNWALKで乗り越えた身近にある非日常的シーン~足をサポートしてくれるパートナーを見つけた人たちのストーリー RUNWALKで乗り越えた身近にある非日常的シーン~足をサポートしてくれるパートナーを見つけた人たちのストーリー
日常時と非日常時のフェーズをフリーに
WHAT’S “PHASE FREE”?
#06 みんなで語ろう『フェーズフリーなRUNWALK』共同プロジェクト 後編

#Story 2025.04.11

RUNWALKで乗り越えた身近にある非日常的シーン~足をサポートしてくれるパートナーを見つけた人たちのストーリー

自宅のシューズボックスに「必ず1足はRUNWALK」と考えている愛用者は、どこにこのビジネスシューズの良さを感じているのか――。アシックス商事が朝日新聞社と共同で愛用者のインサイトをお聞きする「みんなで語ろう『フェーズフリーなRUNWALK』共同プロジェクト」を実施したところ、長時間の立ち仕事や歩行による足への負担を軽減したいという切実な思いが浮かび上がってきました。加えて、車通勤が「日常時」でビジネスシューズにこだわらなかった方たちにとって、出張や交通機関のトラブルなどさまざまなシーンに対応できる「必須アイテム」として愛用されていることが分かりました。

初めて出会ったビジネスシューズのこの感覚

共同プロジェクトでは、2025年1月31日~4月15日の期間、アシックス商事に会員登録された方や直営店でご購入されたお客さまに、アンケートのご協力をお願いしております。さまざまな感想を投稿していただきましたので、その一部をご紹介します。(一部抜粋)

●【愛用歴:1年以内】足馴染みと、履き心地。最寄駅から職場まではバスもあるのですが、健康面から徒歩で通勤しています。歩くのが楽しくなります。(東京都、30代、教職員)

●【愛用歴:2~3年】店舗で試し履きした際、新しい感覚の足への馴染み方を感じました。すぐに自分の足にフィットしたので、手放せなくなっています。(愛知県、40代、公務員)

●【愛用歴:初めて購入】店で採寸し、いくつも試着したので履き心地がいいです。先日、営業で終日移動していましたが気になりませんでした。(東京都、40代、会社員)

こうしたアンケートのご協力者様の中から、今回は3名のインタビューを紹介します。


1日の終わりに「明日もよろしく」と思いながらRUNWALK を手入れしています

千葉県在住 50代男性 会社員

東京・丸の内に通う男性は、今年1月、RUNWALKを初めて購入しました。昨年秋から足のゆび周辺が痛み出していました。整形外科医の診察を受けると靴が合っていないことから起きる痛みでした。

妻がインターネットで調べて見つけてくれたのが、シューフィッターのいる直営店「ASICS WALKING」でした。

「シューフィッターに足のサイズを計ってもらうと、ウイズ(足囲)サイズが『3E』だと思っていたのが、幅が広い『4E』でした。土踏まずのアーチが大きいことが分かり、中敷でアーチ部分をサポートするようにしたほか、左右の角度も調整してくれました。私の足に合った中敷ができました。しっくりしてものすごく気に入りました。最初は何かの痛みかなと思っていたんですけど、実は靴が自分に合っていなかったのです」

男性は「フェーズフリー」(身のまわりにあるモノやサービスを、「日常時」はもちろん、「非常時」にも役立つようにデザインしようという考え方)という言葉を知りませんでした。しかし、海外出張でのエピソードを聞くと、それは男性にとって足に負荷がかかる「非日常」ともいえる状況でした。

「今年の1月末、RUNWALKを履いて初めてインドに出張しました。私は海外出張が多く、特にインドでは道路の状態が悪いので助かりました。ソール(靴底)で衝撃を緩衝してくれるので、道路の状態を気にしないで歩けました。歩いていてもぐらつかず、安定して歩けました。1日の終わりにホテルで『明日もよろしく』と思いながらRUNWALKの手入れをしています」

「歩くことをサポートしてくれるビジネスシューズは大事なパートナーだと思っています。歩くことが楽しいと思えるようになりました」

日本でも海外でも、さまざまな状況の道にも対応してくれるRUNWALKが欠かせなくなっています。


立ち仕事が多いホテルマンの息子の誕生日プレゼントとして贈っています

滋賀県在住 50代男性 会社員

普段は車通勤のため、革靴を履くことはありませんが、東京や大阪、広島、福岡などへの出張時はスーツを着てRUNWALKを履き電車で出掛けています。

例えば、東京ビッグサイト(東京国際展示場)での展示会に行くと、1日中、広い展示場の人混みの中を歩きます。これが思った以上に足への負担になっていました。

「自分のペースで歩けませんし、硬い床の上を長く歩いたり、立っていたりするので足に負担がかかります」

このような悩みを抱えていた8年ほど前、直営店で「走れるビジネスシューズ」というコンセプトで開発されたRUNWALKのキャッチコピーが目に入ってきました。

「初めはこのコピーを見て『?』と思いました」

そこでRUNWALKを履かせてもらうと、「足の周囲が締め付けられない」「革がやわらかい」「履きやすい」と感じました。

「この前、来客があり足元を見たらRUNWALKでした。『分かる人にはこの違いが分かる』感じです。同じRUNWALKを履いている人を見かけると仲間がいてうれしい気分になります」

このうれしい気持ちは自分だけにとどめず、毎年、ホテルに勤務する息子の誕生日プレゼントとしてRUNWALKを贈っています。

「足に負担がかかる立ち仕事が多いホテルのフロント業務なので、少しでも楽になればいいと思い贈っています。毎年、息子からLINEで『ありがとう』という言葉が届きます」

父から子へ。就職活動時から贈ったRUNWALKは、今年1月で4足目になりました。


修学旅行の引率先では長距離を歩くうえ悪天候でも対応できました

新潟県在住 50代男性 教職員

男性がRUNWALKと出会ったのは、15年ほど前の40代です。出張後に立ち寄った東京・新宿にある百貨店でした。

「形がかっこいいし、何より『アシックスのビジネスシューズ』という点にひかれました。履いてみると、クッション性や歩きやすさから気に入りました」

日常履く靴は、学校内ではウォーキングシューズです。一方、スーツを着て会議や出張で校外に出掛けるときのために、ビジネスシューズを4足そろえています。

RUNWALKを履いていて良かったと実感するのが、修学旅行の引率時です。

「修学旅行の引率先では長距離を歩くうえ、天候が読めません。どのような道路状況か分からないときも対応できたところです」

男性が持っているRUNWALKは1足ですが、利用後は革にクリームを塗るなど手入れすることを欠かしていません。

「飽きないこと。丈夫で長持ちすること。どのようなシーンでも履けること。そこがいいのです」


「フェーズフリー認証」では高い汎用性を評価

一般社団法人フェーズフリー協会が提唱する「フェーズフリー」とは、身のまわりにある商品やサービスを、「日常時」だけでなく「非常時」にも役立つようにデザインしようという考え方で、客観的指標に基づく審査の結果、その価値が証明されたプロダクト、サービス、ファシリティに対しフェーズフリー認証が付与されます。

「RUNWALK」としては、「フェーズフリーアワード2021」(フェーズフリー協会主催)でBRONZE賞を受賞しています。

インタビューした3名は、災害時といった「非常時」での利用を想起してRUNWALKにたどり着いたのではありません。3名は「フェーズフリー」という言葉や意味を今回初めて知りました。日常生活の中で時々ある出来事への対応を意識し、足の形状に合ったビジネスシューズ選びやこの靴がもたらす機能的ベネフィット(商品やサービスの機能面による便益)に注目していました。

フェーズフリー認証を取得しているRUNWALKは、防水透湿性に優れた「ゴアテックスファブリクス」を使用しています。突然の雨だけではなく、ゲリラ豪雨など水たまりを歩くようなときでも、靴の中の快適性が保たれるのが特徴です。(※完全防水ではありません。履き口からは浸水します)

靴底は、樹脂パーツを配置して過度なねじれを抑制することで安定した歩行をサポートできるように設計されています。かかと部は、衝撃緩衝機能「ゲル」を搭載し、ヒールプラグには耐摩耗性に優れた「エーハーラバー」を採用しています。つまり、悪路やコンクリートなどの硬い床の上でも足への衝撃を緩和してくれる構造です。

若手からベテランまで多くのビジネスパーソンに快適な履き心地と歩きやすさの価値を提供

若手からベテランまで多くのビジネスパーソンに快適な履き心地と歩きやすさの価値を提供

すでに市販されていた「日常時」に履くビジネスシューズのRUNWALKですが、こうした機能が評価され、「RUNWALK」の一部のビジネスシューズは2023年9月1日の「防災の日」に一般社団法人フェーズフリー協会から「フェーズフリー認証」が付与されました。有効性では合計で100点満点中76点の評価を得ています。また、汎用性では合計で100点満点中75点の評価を得ています。

RUNWALK の汎用性評価の結果。
日常時・非常時の両フェーズにおける
「Where:ロケーション」「When:タイミング」「Why:プロブレム」「Who:ターゲット」
それぞれ評価を受けています
(「フェーズフリーデザイン事例集」から引用)

RUNWALK の汎用性評価の結果。日常時・非常時の両フェーズにおける「Where:ロケーション」「When:タイミング」「Why:プロブレム」「Who:ターゲット」それぞれ評価を受けています(「フェーズフリーデザイン事例集」から引用)

RUNWALKの総合的な評価。白地のエリアが「フェーズフリー性」が求められるエリア
(「フェーズフリーデザインの評価」から引用)

RUNWALKの総合的な評価。白地のエリアが「フェーズフリー性」が求められるエリア(「フェーズフリーデザインの評価」から引用)

みんなで語ろう『フェーズフリーなRUNWALK』共同プロジェクト」は、アシックス商事が主催し、朝日新聞社が協力してご愛用者向けのアンケートやその一部の方へのインタビューを実施しています。ご愛用者の解像度を高め、RUNWALKがさまざまなフェーズで活躍していることを伝えていきます。

RUNWALKの「フェーズフリーデザイン」について詳しく知りたい方はこちらから(外部サイト)
https://dcs.phasefree.net/design_case/002/

Photo:Ren Arimura
Edit+Text : Kenichi Iwasaki(The Asahi Shimbun)