わが子の初めてに「こんな靴が欲しかった!」<br>親の求めるリアルから生まれた「たまひよ」との協同企画シューズ誕生秘話
「たまひよ」との
協同企画シューズ誕生
SUKU² INTERVIEW
毎日履いてほしい、
はじめての1足に

#KIDS 2025.08.06

わが子の初めてに「こんな靴が欲しかった!」
親の求めるリアルから生まれた「たまひよ」との協同企画シューズ誕生秘話

妊娠・出産から子育て中のママ・パパを応援する情報メディア「たまひよ」(ベネッセコーポレーション)と、ASICSのSUKU²シリーズによる協同企画シューズが実現しました。両者が協力して生み出したのは、リアルな子育て世代の「こんなシューズが欲しかった!」の声を詰め込んだファースト&セカンドシューズ。「ひよこクラブ」編集長、伊丹千絵さん(写真左)がSUKU²戦略チームの横田侑子(写真右)とともに、2年にわたった制作の裏側を振り返ります。

インフルエンサーとの座談会を重ねてアップデート

――まずこの協同企画はどのように立ち上げられたのでしょうか。

横田 あるイベントで、当時の「ベネッセコーポレーション」の担当者様と弊社の担当がつながったことがきっかけで、この企画が実現しました。ファーストシューズ選びは赤ちゃんの一生に一度の、最も貴重なタイミングです。そんな瞬間に寄り添い、ストーリーに共感してもらうこと、そして子どもの成長に合わせたシューズ作りのこだわりと購入後も足の成長に寄り沿った商品を提供したいと思いました。妊娠・出産・育児情報メディアの「たまひよ」さんとご一緒できれば、現在、子育て中の生の声を教えていただけるのではないかと思ったんです。

伊丹 「たまひよ」誌面においても、シューズ選びの記事はとても人気のあるコンテンツです。アシックスのシューズは毎回、取り上げさせていただいていますし、専門家の評価も高い。子どもの足に良い靴という印象がありました。「たまひよ」では、過去にもさまざまな企業と協同開発をしてママ目線、パパ目線で生み出した商品やグッズがたくさんあります。今回の取り組みでも、それと同様にいいものができるのではと思い、ぜひご一緒できればとお答えをしました。

――「たまひよ」インフルエンサーさんたちによる座談会を開催し、リアルな声を集められたそうですね。実際にどんな意見が寄せられたのでしょうか?

伊丹 4歳までのお子さんをお持ちの「たまひよ」インフルエンサーのみなさんにお声がけをして十数人に座談会に参加していただきました。ママたちの職種や年齢もさまざま、お子さんもおひとりの方もいれば、2人、3人いる方も。SUKU²のシューズについても、すでに履かせているという方もいれば、その存在を知らないという方もいました。さまざまな層からご参加いただくことで多様な意見が集まったと思います。

横田 みなさん、とても真剣に靴選びについて考えてくださって、とても参考になる意見がたくさん飛び出して驚きました!当初、座談会は一回だけの予定だったのですが、あまりにもよいコメントが出てくるので、もっとお話を聞きたいとなり、座談会の開催回数を増やしていただいたくらいで(笑)。

伊丹 回数を重ねたことで、意見を反映したサンプルを横田さんが作ってきてくださるので、より具体的なやりとりを重ね、ステップアップできたこともとてもよかったと思います。


左右がわかりやすく、サイズチェックも。親子で楽しめるアイディアを

――実際にどんな意見が出て、それを今回のシューズにどのように反映されたのでしょうか?

横田 まずみなさんにSUKU²のシューズの特長を説明させていただき、はじめての靴選びの機能面でのポイントをお話させていただきました。子どもたちが歩きやすいこと、安定感があること、足の成長に合った靴を選ぶといいということ。その上で、みなさんからもこういうシューズがあったらいいのに、という意見を伺いました。あがった意見で参考にさせていただいたのは大きく3点です。まずひとつは「履かせやすさ」。歩きはじめのファースト&セカンドシューズでは、まだ子どもたちは自分で靴を履くことができません。ママたちの靴選びの優先順位の中で「履かせやすさ」がとても重要なんだ、と教えていただきました。

伊丹 もともとSUKU²は、オープンベロ構造で足入れしやすく、脱ぎ履きもしやすいですよね。

横田 しっかり足入れできることはとても大事ですね。ベルトは、幅が広めの甲ベルトを採用しているのでママやパパがさっととめやすく、かつしっかりとホールドできます。フィッティング調整もしやすいのが特徴です。2点目は子どもの足のサイズが靴と合っているかどう判断するのか、いつも分からないというもの。子どもたちの足にとっていいシューズを選びたいというのはみなさん共通のご意見でした。でも、サイズの選び方が難しいと…。

伊丹 アシックスのお店に行けば足の計測をしていただけるんですよね? でも、子どもたちの成長は日々のことで、気づけばきつくなっているということもしばしば…。靴の買い替えの時期の目安があるといいかもしれない、ということでサイズ感を確認できる、靴から取り出しが可能な中敷を入れていただくことになりました。

横田 「足のサイズの目安が分かる中敷」と呼んでいます。こちらはつま先部分にサイズチェッカーがついているので、目安のラインを超えたら次のサイズを選ぶようにしていただけたらと思います。小さい頃は、足のサイズも日々成長しています。こまめにチェックをして、「また足が大きくなったね」と親子でサイズ確認を習慣にしていただけたらうれしいです。

伊丹 にこにこのスマイルの絵もかわいいですね。こちらも笑顔になれそうです。かかと部分にはかわいいトラのイラストも。どちらが左右かわかるように絵柄をいれているのですが、「みぎ」「ひだり」と書くのではなくあえてイラストにしているのも親子で楽しむためのアイディアですね。

横田 そうですね。0歳〜2歳くらいのお子さんたちはまだ文字が読めないと思うので、それでも、こっちが右の足の靴だね、と親子で会話ができるように、つなげるとトラが走っている絵になる、かわいいイラストを採用しています。


さまざまな洋服にも合わせやすい、カラーリングもポイント

――今回、ファーストシューズは「ライトラベンダー×ラベンダー」と「ライトグレー×ライトブルー」の2色展開、セカンドシューズはそれに「ホワイト×ライトイエロー」を加えた3色展開。落ち着いた色選びもママたちの意見を参考にしたものでしょうか?

横田 まさにそれが3点目です。初めての靴のこだわりは、足にいいものをという機能面ももちろんですが、見た目も大事。その点はママたちの意見がとても参考になりました。

伊丹 カラーについても座談会のときに、横田さんがサンプルを持ってきてくださったので具体的にお話をすることができましたね。みなさんが口を揃えて言っていたのは、さまざまな洋服にも合わせやすいものがいいということ。やっぱり、コーディネートしやすいことって大事なんですよね。その点、今回はどのシューズも、カジュアルにも、ちょっとよそゆきにもできる主張しすぎず、おしゃれ感もあるカラーリングに仕上がっているんじゃないかなと思いました。

横田 ファーストシューズはピュアな色味のものを選びたい、というのもとても参考になる意見でした。お子さんの男女問わずで、淡い系の色味が、今人気があるんだなというのも今回、知ることができた発見です。

――完成したシューズをご覧になっていかがですか?

伊丹 とても素敵なファースト&セカンドシューズができたのではないかと思っています。歩くことを覚えたばかりのこの時期は、親子でのお出かけがますます楽しくなっている頃ではないかなと思います。つまずきにくく、足首の安定もしっかり考えてくれているSUKU²のシューズなら、子どもたちも歩きやすく、ママ&パパもお散歩やお出かけを楽しむことができるのではないかと思います。ぜひ毎日、履いてほしいなと思います。

横田 伊丹さんがおっしゃるとおり、特別なときだけでなく、毎日どんどん履いていただきたいなと思います。はじめての靴でも、まるで裸足のような感覚でぐんぐんと歩いてくれたらうれしいです。ママやパパにとっても、履かせやすくて、さまざまなシーンやスタイルにも合うと思いますので重宝していただけたらうれしいです。ぜひ、はじめての一足に、このシリーズを選んでいただけたらと思っています。

「たまひよ」との協同企画シューズはこちら。