2021年の発売以降、使い勝手の良いデザインと歩きをサポートする機能性で
数多くの女性から支持されて続けてきたPedalaのローヒールパンプス「1212A109」。
定番になりえたその理由を、開発者の想いを通してご紹介していきます。
フェミニン感あるシューズに合わせて、女性らしいシルエットのスカートをセレクト。トップスはやわらかい素材と色味のシャツを組み合わせることで、ほどよい抜け感のあるスタイリングに。
1212A109の上品な装いを引き立てるジャケットスタイル。パッドの入っていないジャケットやゆとりあるサイジングのパンツを使い、仕事帰りにも少し歩いてお出かけしたくなるような快適なスタイルに。
かかと部に内蔵された衝撃緩衝機能「GEL」が、着地時に足にかかる負担を軽減します。
反発性に優れた「スピーバ」をソール内部に、耐摩耗性に優れた「AHARラバー」をソール全面に採用しています。
クッション性とフィット性を兼ね備えたハーフカップ中敷が、快適な歩き心地をサポートします。
株式会社アシックス
ウォーキング開発チーム
三浦 将Masaru Miura
定番中の定番と呼べるほど、世の中に種類が存在するローヒールパンプス。
その中から数多くの女性に選ばれ続けるPedala「1212A109」の魅力、定番になり得た理由を開発者自らが語る。
1212A109がリリースされたのは2020年の春夏シーズン。Pedalaカジュアルの履き心地と機能面で高い評価をいただき、長年定番として展開していたローヒールパンプスのリニューアル企画として開発がスタートしました。当時の私のポジションはレディスチームの開発リーダー。従来品よりもさらに進化した新たな定番品を作るべく、担当メンバーと一緒にあらゆるポイントの見直しを行っていました。その中で見えてきたのが、「より高い次元での機能性とシルエットの融合」です。もちろん従来品も機能性、デザイン性にはこだわっていたのですが、時代の変化とともにシューズに求められる美しさの基準も変わります。特にビジネススタイルはよりカジュアル化している傾向があったため、ONでもOFFでもキレイに見えるシルエットが求められていました。
少し乱暴な言い方ですが、「シルエットが美しいだけ」のシューズなら、そんなに開発に苦労することはありませんし、私たちASICS WALKINGがリリースする必要もありません。大切なのは美しさも快適さもどちらも犠牲にしないこと。具体的に申し上げますとクッション性と反発性を併せもつミッドソールスポンジ材「SPEVA」や、かかと部の衝撃を緩衝する「GEL」、耐摩耗性に優れた「AHARラバー」といったテクノロジーを盛り込みながら、それでいてスッキリと見えるシルエットを追求することが難しいのです。それを叶えるために、例えばソールをカップ形状にしたり、ソールのサイドにシェイプを入れてボディが華奢に見える工夫を施したりと、細かなポイントまで考えに考え抜き、ようやくPedalaらしい機能性と美しいシルエットの両立が可能になるのです。その「正解」にたどり着くまでに、何度も何度もサンプルを作り、修正を重ねました。
「長時間履いても足への負担が少ない」「シンプルでさまざまな服装に合わせやすい」。発売以来、そんなうれしい声もたくさんいただきました。旅行やショッピングなどのオフシーン、毎日のビジネスシーンなど、ご使用されるシチュエーションがさまざまであることも1212A109の特徴です。また、シーズンごとにトレンドのアッパーカラーや素材を取り入れたバリエーション展開を行なっていることも、人気を継続させている理由なのかもしれません。もし、1212A109をまだ履いたことがない方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、お試しになってみてください。そのシンプルな形状からは想像もできないほど、快適な履き心地を実感いただけるはずです。履いた瞬間から、歩くのが楽しくなってしまう。歩くのが楽しいから、どこかにお出かけしたくなる。そんな皆様の人生を豊かにする一足を、これからも作り続けたいと思います。