歩き続ける人の足元に、
アシックスのこだわりを。
革を徹底的に選び抜き、パーツひとつひとつにこだわり抜き、人の手と目で丁寧に組み立てていく。アシックスがこれまでスポーツカテゴリーで培った知見と、熟練の職人たちの技術がひとつになるからこそ、メイドインジャパンの高い品質が生み出せるのです。
培ってきた情熱と技術を、
すべての工程に。
計算されたラスト、美しいパーツ。
靴づくりはここから始まる。
足にやさしい履き心地、美しいフォルム。それらはすべて「ラスト」と呼ばれる靴型から生み出されます。アシックスではこのラスト作りのため、小さな子供から成人にいたるまで膨大な数のデータを収集。科学的な検証のもと、快適な履き心地のラストを作り出しています❶。靴づくりの工程は、各パーツを作り出すところからスタート。アッパーに使用する革、アウターソールに使用するゴムを必要な形状・サイズに断裁していきます❷。


信頼性を生み出す、職人達の確かな
靴作り。
各パーツが揃ったらいよいよ「吊り込み」と呼ばれる組立て工程へ。まずは手作業でアッパーのかかと部分にノリをつけ、機械でしっかりと成形❸。かかと部分の形が整ったらラストを入れてヒーターでノリを乾燥させます❹。その後はつま先の吊り込み作業へ。トゥラスターと呼ばれる機械を使い、つま先部分の革をラストに沿わせる。靴全体のバランスを左右する重要な工程のため、熟練の職人が作業を担当します❺。



すべての工程を追究するからこそ、
上質な1足が生み出せる。
側面の吊り込み作業は、かつてはすべて手作業でしたが現在は機械を使用することも。手作業の場合は「やっとこ」と呼ばれる工具を使って、決められた手順で行います。左右のバランスが崩れないための手順は、アシックスの長い歴史の中で培われたもの❻。かかと部分は「ヒールラスター」を使用して吊り込み。機械で行うことで、難しい湾曲部分も均等に貼り合わせることが可能に❼。加工でできたシワは、熱風を当ててこまめにケア。アッパー底面をサンダーや手バフで削り、吊り込みでできた凹凸をフラットに。この作業の精度でソールの接着力が変わるため、注意深く丁寧に仕上げていきます❽。



長い歴史の中で培われた、
アシックスの技術力。
吊り込み工程が完了するといよいよアッパーとソールの貼り合わせ。2種類のノリを薄く、均等に塗布します❾。貼り合わせは人の手と目でひとつずつ確認しながら。貼り合わせが完了すると最終仕上げ工程へ。汚れ落としのクリーナー、ツヤ出しのクリームを塗り、乾燥させた後はエアーガンで塗料を吹き付け、デザインのアクセントをつけていきます❿。再度乾燥させたら、ついに完成。最終サンプルと照らし合わせて合格したものだけを箱詰めします。


