早朝の渋谷をスタートし、原宿、浅草、銀座といった東京の名所を歩きながら42.195km先のゴールを目指す「Sunrise to Sunset Walk」。今年初開催となるこのイベントには、どんな方たちが集まったのでしょう。参加者たちのスナップとともに紹介します!
「Sunrise to Sunset Walk」に集まったのはどんな人?
1,400名ものエントリーを集め大盛況に終わった「Sunrise to Sunset Walk」。42.195kmという長丁場ながら、ウォーキングゆえの気楽さも手伝って幅広い層の参加者が集まりました。
今回ASICS WALKING JOURNALでは、そんな参加者たちにスナップ撮影とプチインタビューを敢行。実際にお話しをお伺いすると、エントリーのきっかけやウォーキング経験といったバックグラウンドもさまざまで、参加者のファッションも多種多様と、それぞれがそれぞれのスタイルで楽しんでいたのが印象的でした。
今回参加されたみなさんはもちろん、「次回は私も!」とお考えのみなさんもぜひイベントの雰囲気を追体験してみてください!
気になる参加者たちにインタビュー!
■いつもと違ういつもの道を楽しみに
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今回のコース上のすぐ近くにお住まいという劉 黎月さん(左)と二村俊太郎さん(右)のご夫婦。スタート前からSHIBUYA SKYの至るところで記念撮影や自撮りに興じていました。「ここからの日の出は最高でした! このテンションのまま最後まで楽しみたいです」と興奮気味に話す黎月さんに対して、「スタート前に体力を使い切っちゃったかも」と苦笑いする俊太郎さん。聞けば、普段からご夫婦で近所をよく散歩されるそう。「42.195kmを歩くというのは未知の領域ですが、慣れ親しんだ街の新しい魅力が発見できるのではと思うと、すごく楽しみです」。
■プライベートも仲良し。職場の同期とチャレンジ
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職場の同期で、プライベートでもよく遊んでいるというお三方。イベントに誘ったのはマラソン経験がある福島かよさん(中央)。「いつか3人でマラソンに出場したいのですが、まずはウォーキングで42.195kmをクリアできればと思って」。同じくマラソン経験者の山本祥生さん(右)は、「思ったよりも参加者の年齢、性別、スタイルが幅広いですね」とイベントのオープンな雰囲気を楽しんでいる様子。その横で「僕はマラソン未経験なので……」と少し自信なさげに語るのは丸釼(まるけん)友暉さん(左)。「でも歩きなら何とかなると信じて、2人の足を引っ張らないようにがんばります(笑)」。
■普段着もあり!? ファッションも楽しみ方も自由でOK
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こちらのみなさんは、部署を越えて仲良しという職場の同僚グループで参加。「ランに比べると敷居が低いので、仲間を巻き込むのにちょうどいいかなって(笑)」と、ランニングが趣味の秋吉結衣さん(写真右から2人目)が3人を誘ったそう。一方、誘われた側も「徒歩で皇居を一周しました」「5km程度の移動は歩くように心がけました」「完歩できる自信はあります」とそれぞれに気合十分。ちなみに写真左の内島駿介さんは普段着のシャツとコートで参加。女性3人は「全員スポーティーな格好で揃えたかった」とのことですが、その自由さも「Sunrise to Sunset Walk」のいいところかも。
■ジム通いで体力は自信あり。でも楽しみなのは…?
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同じジムに通っている縁で仲良くなったという山本芽生さん(左)と藤本八千代さん(右)。ともに静岡県からの参加です。イベントの存在はインスタグラムで知ったそうで、藤本さん曰く「フルマラソンは大変ですが、ウォーキングなら42.195kmをクリアできるかもしれないと参加を決めました」とのこと。普段からランやジムトレーニングで体を動かしているだけあって、おふたりとも歩き切る自信はあり。山本さんは「地方からの参加者からすると、アクティブに東京観光できるのがいいですよね」と、東京の名所めぐりも楽しみにされているようでした。
■最後まで気負わずカジュアルに。沖縄出身の仲良し姉妹
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姉妹で参加の神山かこさん(左)とあきほさん(右)。沖縄県出身で、現在はそれぞれ神奈川と東京にお住まいだそう。当初は21.0975kmのハーフコースでエントリーするつもりだったというかこさんですが、「姉がウォーキング好きなので、一緒に42.195kmにチャレンジすることにしました」。あきほさんは「特別な準備はしていないので今日は一発勝負。お互いに声を掛け合いながら仲良くゴールしたいです」とワクワクを隠しきれない様子。おふたりが楽しみにしていたいちょう並木の黄葉は残念ながら色づく前でしたが、姉妹で完歩した42.195kmは一生の思い出として心に残るはず。
■食べ歩きも大好き。マイペースな同級生コンビ
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東京から参加の櫻井 恵さん(左)と須賀友芽子さん(右)。中学と高校の同級生で、社会人になった今でもよく遊びに行く仲なのだとか。「普段ウォーキングはしていないんですが、この機会にあらためて東京の街をじっくり歩いてみたくて」という櫻井さんからの誘いに「二つ返事でOKしました」と須賀さん。ちなみにおふたりの趣味は食べ歩き。「道中で何を食べるか悩むなぁ」「浅草あたりで和菓子なんてどう?」とグルメの話題で盛り上がっている姿が印象的でした。
■「初めまして」からはじまる42.195km
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左から民谷亮輔さん、若田美恵さん、山口翔太さん、小川裕翔さんの4名は、一日で100kmを歩くイベント「エクストリームウォーク」にも参加した生粋のウォーキング好き。男性3人はもともと職場の同僚で、そこに民谷さんとSNSでつながっていた若田さんが加わるかたちで4人グループに。しかし民谷さんによれば「若田さんとは僕も含めて全員、今日が初対面なんですよ」とのこと。「お散歩しながら友達になろうという、いわばオフ会ですね」と若田さん。4人でエクストリームウォークの感想を熱く語り合うなど、歩く距離を重ねるごとに仲は深まっているようで、スナップ撮影での一体感もバッチリでした!
■歩くからこそ得られる充実感は、表情で一目瞭然
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ハキハキと歩く姿が印象的だったこちらのペアは、茨城県から参加の兄妹。マラソンが趣味の大竹達也さんは、「ウォーキングなら妹でも参加できるかも」とエントリー。「兄とは普段から仲が良いので、ふたりで歩き続けるのも苦ではありません」と、奈々美さんも喜んで誘いに乗ったそう。「私はもともと歩くのが大好き。東京の景色や観光スポットも満喫しています」。そんな妹さんの充実した表情を見ながら、「東京の街をこんなに歩く機会はないのでとても刺激的。長丁場ですがまったく飽きないですね」と、達也さんも満面の笑みでフィニッシュを目指して行きました。
■いつもの遊びのノリで、未知の長距離ウォークを満喫
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ご近所さん同士で仲良くなったという井上貴彦さん(左)、渡具知(とぐち)さなえさん(中央)、住吉輝彦さん(右)。つい先日も函館旅行をして登山を楽しんできたばかりだそう。「イベントに参加するのは今回が初めてですが、3人ともアクティビティが好きなので楽しいです」と渡具知さん。ふたりに声をかけた住吉さんは「3人で会話しながら街歩きできるのがポイント。マラソンだったらさすがに誘わなかったかも」と笑います。「このイベントはいつもの旅行と同じノリで参加できるのがいいところ。途中で自由に休憩したりご飯を食べたりできますしね」と、井上さんも「Sunrise to Sunset Walk」ならではの楽しみ方を満喫していました。
■水入らずの42.195km。ウォーキングは最高の親孝行
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東京駅前を颯爽と歩いていたのは、親子で参加の横見光恵さんと横見竜也さん。「思っていたほどの疲労感はなく、元気に歩けています」と息子の竜也さん。光恵さんも「ウォーキングが好きなので普段からよく歩いているんです。このイベントも私の方から息子を誘ったんですよ」とのこと。「母とは今でもよく食事に行ったりするのですが、こうして体を動かすイベントに一緒に参加するのは初めて。僕も歩くのは好きなので、この日を楽しみにしていました」。健康的なウォーキングで秋晴れの東京を堪能する。きっと最高の親孝行になったに違いありません。
Edit+Text : Taro Takayama(Harmonics inc.)