RUNWALK 7

An interview Exploring the Pursuit of
Elegance and Functional Design.


ASICS Walkingの
次世代を担うドレスシューズ
RUNWALK 7 開発者インタビュー

2014年の発売以来ロングセラーを続ける
「RUNWALK 6」の後継モデルとして
満を持してリリースされた「RUNWALK 7」。
ウォーキングテクノロジーを追求し続けた
第6世代からコンセプトを一新し、
「品格と機能美の追求」を掲げる第7世代モデル
「RUNWALK 7」の誕生秘話を、
開発者が語る。

インタビュー記事を読む

TECHNOLOGY

ランニングで培ったテクノロジーを、
ドレスシューズに搭載。
機能性はそのままに、品格を高め、
洗練された佇まいを演出。

LIGHT SPEVA

軽量性と反発性に優れ
快適な歩行をサポート。

TRUSSTIC SHANK

剛性を高めることで中足部のねじれを
軽減し安定した歩行を追求。

fuzeGEL

GELテクノロジーにより軽量化の図られた
「fuzeGEL」を採用。
使用領域を拡大し、衝撃緩衝性と反発性を向上。

AHAR RUBBER

靴底部分には、耐摩耗性の強い
AHARラバーを採用。交換にも対応した設計。

RUNWALK約11年ぶりの
リニューアル。
開発にかける想いとは。

INTERVIEW


アシックス商事株式会社
国内事業統括部
ウォーキングプロダクト本部

本部長

松尾 大Dai Matsuo

RUNWALK 7開発のきっかけについて
教えてください

前作のRUNWALK 6が発売されてから約11年。RUNWALK 6はASICS Walkingが当時持てる技術と情熱を注いで開発したモデルということもあり、長年多くのお客様に愛されてきました。しかし、その11年の間に、ファッショントレンドの変遷やコロナ禍によるライフスタイル・ビジネススタイルの多様化など、時代は大きく変わっていきました。このような背景から、これまでの実用性や機能性だけでは新しい時代のお客様のご期待に応えきれないという想いが募り、「より将来のトレンドを見据えた、価値の高いプロダクト開発」への機運の高まりとともに、新しいコンセプトのもとRUNWALKのリニューアルが決定しました。

RUNWALK 7のコンセプトについて
教えてください

RUNWALK 7のコンセプトは「品格と機能美の追求」です。ASICS Walkingのドレスシューズは、ASICSがランニングで培った知見や技術をウォーキング向けに応用・アレンジすることで、“歩き”をより快適にする技術が詰まっています。特に前モデルまでは、この歩きのテクノロジーを主に進化してきました。実はRUNWALK 7の企画当初には第6世代と同様にテクノロジーファーストなシューズ開発を行うのか、新たな方向に舵を切るのか、という議論も何度も行われました。結果、昨今の顧客ニーズや今我々に足りないものに挑戦すべきという方向性に決定し、「ドレスシューズの品格」と「高い機能性」の融合を目指すチャレンジが始まりました。

品格の追求についてこだわったポイントを
教えてください

前作(RUNWALK 6)は、履き心地や歩きやすさでは高い評価をいただいていたものの、欧米の老舗ブランドと競合する中で、佇まいや上質さの表現にはさらなる改善の余地があると感じていました。そこでRUNWALK 7では特に「レザーの選定と仕上工程」に注力し、ドレスシューズとしての品格のアップデートを行っています。レザーの選定では、サプライヤーと綿密な協議を重ね、きめの細やかさ、やわらかさに徹底的にこだわり、選び抜きました。また、仕上工程では熟練の職人技が光る、磨き上げや艶出し、染色による陰影付けを追求。専門の外部アドバイザーを招聘し、何度もトライ&エラーを繰り返すことで、量産品とは思えないクオリティを実現できたと自負しています。

またRUNWALK 7は、お客様のニーズにお応えするためのラインアップにもこだわっています。グレードは、品格を追求した国内生産の「ジャパンメイドLS」、洗練された機能美を追求した「TS」、デザイン性と機能性をバランスよく融合した「BS」の3モデルで展開。さらに、より高いフィッティングを感じていただくために、2E〜4Eまでのさまざまなウイズバリエーションをご用意しています。靴型(ラスト)は自社設計で、複数のテスターによる数えきれないほどのフィッティング検証と修正を繰り返し、製品化に至りました。

もうひとつの強み「テクノロジー」について
教えてください

ASICSは長年にわたり、ランニングシューズの厚底トレンドに見られるような、反発性や衝撃緩衝性に優れたテクノロジーを追求してきました。しかし、ドレスシューズにおいては、トラディショナルな「品格」を保つためにソールを薄くする必要があり、切削加工や艶出しといったアスレチックシューズとはまったく異なるアプローチが求められます。それでも私たちは、ASICSとしてテクノロジーから「歩き」を探求したいという強い想いがありました。RUNWALK 7のソールには、その想いを実現するための様々な工夫が凝らされています。
衝撃緩衝機能を担うヒールには、GELテクノロジーにより軽量化の図られた「fuzeGEL」を採用。さらに、上位モデルの前足部にはランニングシューズから着想を得たY字型の樹脂プレートを搭載することで、優れた衝撃緩衝性と反発性を両立し、日々の歩行を力強くサポートします。ソール底面のデザインも、前作の機械的な印象から一新し、よりクリーンでミニマルな造形にこだわりました。象徴的な無数の穴(パーフォレーション)は、デザイン性だけでなく軽量化にも貢献しています。

今後の展望や目標について教えてください

RUNWALK 7の開発を通して、私たちは単なる機能性シューズの提供に留まらず、ドレスシューズとしての「品格」とASICSの「テクノロジー」を融合させることの重要性を再認識しました。これは、移り変わる現代のライフスタイルと多様なビジネスシーンにおいて、お客様が本当に求める価値だと確信しています。
今後の目標は、お客様の足元を彩り、日々の歩行をサポートするだけでなく、多様なビジネスシーンやファッションスタイルに溶け込み、履く人の自信と品格を引き出すシューズを生み出すこと。そして、この取り組みを通じて、お客様に「ASICS Walkingがドレスシューズを手掛けている」というブランドイメージを強く認知していただきたいと考えています。ASICSならではのテクノロジーを融合させることで、これまでのドレスシューズの枠を超え、お客様の期待を超えるような、機能的でありながらも時代を超えて愛される、真に価値のあるシューズを創造し、世に送り出すことを目指します。

ユーザーニーズに合わせて
選べる3つのモデル

  • RUNWALK 7 ジャパンメイドLS

    熟練した日本の職人が細部にまでこだわり抜いて仕上げた日本製モデル。アッパーにはフランス原皮のきめ細やかなキップレザーを、裏材には明るいキャメルカラーのステアレザーを採用し、クラシックな革靴がもつ気品を持たせています。また、靴型(ラスト)の形に合わせた職人によるハンマーでの叩き込みを行い、シルエットがきれいにあらわれるようツヤの出し方を工夫するなど、ひとつひとつの工程に手間と時間をかけて美しいフォルムを追求しています。

  • RUNWALK 7 TS GTX

    イタリアンレザーがもたらす上品さと、雨の日にも対応する快適性を両立したモデル。特長はライニングに搭載された透湿防水性に優れたGORE-TEXファブリクス。これにより、雨の日でも靴内を快適にしています。シルエットはクラシカルな靴型を採用し、2E〜4Eとさまざまなウイズバリエーションを展開。カジュアルスタイルにも合わせやすいローファーデザインもご用意しています。

  • RUNWALK 7 BS GTX

    BS GTXはRUNWALK 7がもつ特長をバランスよく追求したモデルです。アッパーにはやわらかいステアレザーを採用し、艶やかな仕上げにこだわりました。またTS GTXと同様にライニングにはGORE-TEXファブリクスを搭載し、雨の日でも靴内を快適にしています。各パーツの部材や構成のバランスを調整することで、テクノロジーをより身近に体感いただけるモデルに仕上がっています。

RUNWALK 7特設ページへ

?>