CO-CREATE LEGACY of ASICS Walking

THE TECHNOLOGY

04

“歩き”と本気で向き合う
ASICS Walkingのテクノロジー

株式会社アシックスの
ウォーキングカテゴリーとして
その歴史をスタートした「ASICS Walking」と、
アシックスグループでウォーキングシューズ事業を
手掛けてきた「アシックス商事株式会社」が
2024年に事業を統合。
新たな体制でウォーキングシューズ開発・
販売を手掛けることとなった。
統合により何が生み出されるのか、
どんな革新が始まるのか。
全5回の連載を通して、
ブランドの進化と魅力を紐解いていく。

  • TECH×EXPERTISE

    スポーツで培った技術を、
    ウォーキングに。

    ASICS Walkingのシューズは、
    「スポーツで培った知的技術により質の高い
    ライフスタイルを創造する」という理念を軸に、
    日常の「歩き」に真正面から取り組んだ製品です。
    歩行はランニングと異なり、立ち止まる、
    方向転換するなど、日常生活特有の動作が多く、
    そこに求められる機能も異なります。
    そのため、競技用シューズの技術をただ
    応用するのではなく、
    必要な機能を見極めて最適化することで、
    快適性と過剰性能のバランスを丁寧に取っています。
    その開発の裏側には、
    アシックススポーツ工学研究所(ISS)による
    高度な動作分析、構造設計、素材開発があります。
    さらに、競技用シューズと同じサプライヤーや
    工場を活用できる体制により、
    品質と性能を妥協せず
    商品化できる点も強みのひとつです。

  • アシックスはこれらの技術基盤に加え、本格革靴を手掛ける外部アドバイザーの知見も取り入れ、伝統的な革靴の品格とスポーツシューズの快適性を融合させた新しい革靴づくりを進めています。ラスト(靴型)の自社開発体制も整備され、細部にまでこだわった設計が可能となりました。展示会などでも「スポーツ用品メーカーが作る革靴」という枠を超えた高評価を得ています。今後は「歩きの科学」から一歩進み、「歩きの楽しさの科学」へと進化し、より多くの人々に歩くことの価値を提供していきます。

ASICS Walking BASE TECHNOLOGY

ウォーキングを支える8つの機能

  • 1 FIT(フィット性)

    足に合っていない靴は、トラブルの原因になります。足と靴がしっかりフィットすることで本来の性能が発揮され、体重も足全体に分散されるため、快適な歩行が可能になります。

  • 2 LIGHT(軽量性)

    軽さは、靴を履いたときの心地よさを左右する重要な要素です。また、足への負担も軽減されます。クッション性など他の性能との両立を図りながら、軽量な素材の開発を進めています。

  • 3 CUSHION(クッション性)

    ゆっくり歩いていても、足には体重の約1.2倍の衝撃がかかります。特にかかとには大きな負担が集中します。衝撃緩衝機能の採用やソール構造の工夫により、足への負担を軽減します。

  • 4 STABILITY(安定性)

    安定した歩行は、身体への負担軽減につながります。シャンク搭載などにより、「着地~重心移動~蹴り出し」の一連の動作をスムーズに行える、歩きやすい靴を開発しています。

  • 5 FLEX(屈曲性)

    歩行時には、足が繰り返し屈曲します。素足で歩くような自然な動きに追従できるよう、靴底にしなやかな屈曲性を持たせる工夫を施しています。

  • 6 GRIP(グリップ性)

    晴天時や舗装路だけではなく、雨天や雪道などさまざまなコンディションの路面に対応するソールを採用しています。

  • 7 VENT(通気性)

    長時間の歩行で靴内はムレやすく、不快なニオイやカビの原因になります。だからこそ、通気性を高め、靴内環境を快適に保つ設計が求められます。

  • 8 TOUGH(耐久性)

    長く良い状態で履き続けていただくために、耐久性の高い素材を使用しています。また、消耗しやすいパーツの交換や修理など、アフターサービスの体制も整えています。

CO-CREATIVE LEGACY トップへ

CONTENTS INDEX