海外初出展で得た手応えとは?<br>PITTI IMMAGINE UOMO 109 REPORT
ASICS Walkingが見据える先
PITTI IMMAGINE UOMO 109 EVENT REPORT

#Story 2026.03.05

海外初出展で得た手応えとは?
PITTI IMMAGINE UOMO 109 REPORT

2026年1月、イタリアのフィレンツェで開催された世界最大級のメンズファッションの合同展示会「PITTI IMMAGINE UOMO 109」に、ASICS Walking(アシックスウォーキング)が初出展。2回に分けてお届けする出展レポートのVol.01では、出展の目的や現地の様子をアシックス商事代表取締役の小林淳二と、同カテゴリーの戦略チーム 鈴木 徹のコメントとともにお届けします。

イタリア中部の都市、フィレンツェ。ルネサンス発祥の地として知られるこの街で、世界最大級のメンズファッションの合同展示会「PITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ。以下、PITTI)」が行われています。1972年にスタートして以来109回目となる今回は、14世紀に建てられたかつての城の要塞「フォルテッツァ・ダ・バッソ」に750以上ものブランドが集結し、1月13日から16日までの4日間にわたって開催されました。このイベントを海外初出展の場に選んだ理由を、アシックス商事代表取締役の小林淳二はこう語ります。

「海外出展する目的は、アシックスウォーキングの認知を広め、価値を向上させることにあります。世界各国から目の肥えたバイヤーや発信力のあるジャーナリスト、インフルエンサーたちが集まるPITTIは、そんな私たちの目的を果たすに絶好の場所であり機会だと考えたんです」

今回アシックスウォーキングは、RUNWALK 7を筆頭とする現ラインアップの主要アイテムに加え、3月5日発売の「RUNWALK TRAD SNEAKER」のローファーデザインモデルといった新作もひと足早く展示。さらにこれまでのRUNWALKのアーカイブ展示を通じて、アシックスウォーキングの歩みとテクノロジーの変遷もアピールしました。

海外ではアシックスがレザーシューズを作っていることを知らないという人も多く、今回の出展は来場者に新鮮な驚きを提供する貴重な場にもなりました。

「私自身もブースに立ったのですが、レザーアイテムを中心に、品格と機能性を追求した我々のプロダクトが世界でも十分に通用するという確信をもつことができました。まずはここで得た高い評価を糧に、国内流通のさらなる活性化と海外展開拡大の足掛かりとしたいですね」

「アシックスのスポーツテクノロジーが、いかにドレスシューズやウォーキングシューズに応用されているのか。実際のシューズパーツを展示することで、私たちの強みを展示の軸として見せるように心がけました」

続いてそう語ってくれたのは、戦略チームの鈴木 徹。ブース中央のテーブルに並べられたRUNWALK 7 LSとGEL-RIDEWALK 2 GTXのソールの分解展示は、来場者からの注目度が特に高かったそう。

「ランニングシューズから着想を得たY字型の樹脂プレートや、GELテクノロジーを発展させた『fuzeGEL』など、スポーツ由来の素材やテクノロジーをたくさんの方々に見て、触れていただきました。『ドレスシューズのソールにこんなに機能が詰め込まれているのか』と、驚いてくださる方がとても多かったですね。またテクノロジー面のアピールだけでなく、クリエイティブ全体を刷新して、洗練された印象を感じ取っていただけるよう工夫しました。今後のアシックスウォーキングのイメージや方向性を広く浸透させられた4日間だったのではないかと思います」

主催者発表によれば、今年のPITTIに訪れたバイヤーは1万2,500人。全体の来場者はのべ1万9,000人にものぼったそう。どれだけ注目が集まるファッションイベントかは、この数字を見るだけでもお分かりいただけるはず。ここに出展を果たした意義は、アシックスウォーキングにとってとても大きいものだったに違いありません。

「PITTI IMMAGINE UOMO」出展レポートのVol.2は、初の海外出展プロジェクトに立ち上げから携わり、現地での接客やプレゼンテーションも担当したメンバーによるクロストーク。出展当日までの舞台裏や来場者からのリアルな声、さらに海外展開も含めたアシックスウォーキングの今後の行方にも迫ります。

Photo : Kae Homma
Edit+Text : Taro Takayama(Harmonics inc.)