あなたは、自分の足のカタチをちゃんと知っていますか? 靴を購入する際、試し履きだけでサイズ感を判断する方は多いはず。ですが、正しい靴選びをするなら、それだけでは不十分。アシックスウォーキングでは、一般的な靴選びで基準とされる「足長」だけでなく、足の7つのポイントから靴選びの基準データを作り出しています。今回は、そんなアシックスウォーキングが実施している「3次元足形計測」をご紹介。筆者による実際の体験レポートと併せてどうぞ。
「3次元足形計測」は短時間で受けられるのが魅力。まずは裸足になり、計測用ポイントをマークするための青いシールを片足に3つずつ、計6ヵ所に貼っていきます。マークが完了したら、片足ずつ計測を開始。計測機に搭載されている8個のカメラを使い、さまざまな角度から足を立体的に撮影します。両足の計測はものの1分ほどで終了です。
計測されたデータは、すぐ横に設置してあるパソコンのモニターに立体的に映し出され、さまざまな角度から足のカタチを確認することができます。足長・足囲・かかと幅・足高・かかと傾斜角度・第一趾側角度・アーチ高といった、7つのポイントの数値が表示されるのを見ると「自分の足はこんなカタチなんだ!」と感動するはず。データの一部はプリントアウトをもらえるので、そのデータを見ながら、早速その場で靴選びに役立てることもできます。
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プリントアウトされたデータを見ながら、担当者に筆者の足についての
アドバイスを聞きました。
「足の長さが両方とも実寸25.0cmぐらいなので、スニーカーであれ
ば、26.0cmでもいいと思います。革靴であれば、25.0cmぐらいのサイズでもOK。ただ、あまり大きな靴を履かないほうがいいですね」
実際にいつも26cm程度の大きめなサイズを履きがちだった筆者。
それを聞いて身が引き締まる思いでした。
また、筆者の足はウイズが右「3E」で、左「4E」と、左右の幅に差があるのも特徴なのだとか。その場合、靴選びをどうすればいいのかも聞きました。
「靴は大きいほうの足にあわせるので、『4E』の靴を履きましょう。
小さいほうの足は少しきつめにヒモを締めたりして、靴の中で足がズレないようにします。ウイズの差が1段階ぐらいであれば、決して珍しくないので、
特に気にしないで大丈夫ですよ」
最後に質問したのは、以前から気になっていた「かかとの傾斜角度」について。実際の数値でも「内側に3.8度」と出ていますが、どのように対処すればいいでしょうか?
「かかとが内側に倒れているので、中敷で調整し、かかとがまっすぐに近い状態で歩けるようにするとよいです。かかとの傾きを意識して歩くのは難しいので、セミオーダー中敷(有料)もおすすめですよ」
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トータル10分ほどで、3次元足形計測と計測データの説明をしてもらえまし
た。気にする機会の少ない自分の足のカタチですが、正しい靴選びや
とともにこれから生きていく足のためと考えると、やはり欠かせません。
無料で細かく計測してくれるので、ぜひ一度体験してみてください。
「3次元足形計測」で足に合う靴を見つけて、より快適なウォーキングライフを送っていきましょう!