人が快適に「歩く」ためのシューズをビジネス、フォーマル、カジュアルなどのシーン別に提案しているASICS WALKING。そんな靴選びのプロフェッショナルが靴にまつわるノウハウをレクチャーする「SHOES MASTERS VOICE」。第1回目は「シューレースの正しい通し方」です。
靴選びの重要なポイントは、自分が求める「ルックス」と「快適性」が備わっていること。人によってその優先順位は異なりますが、自分好みの見た目と快適さを手に入れるために欠かせないのがシューレースの通し方です。靴を通じて「歩く」楽しさを伝えるASICS WALKINGは、3つのスタンダードな通し方をご提案します。正しいシューレースの通し方を知って、日々の歩みをもっと楽しく。
レザーシューズと好相性の「シングル」
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革靴のフォーマルな表情を際立たせたいならば、スッキリとしたシングルがオススメです。内側の靴ひもが目立たないので上品な印象に仕上がります。ビジネス、フォーマル、ドレスシューズにオススメの通し方です。
まずはつま先側の左右の孔の上から靴ひもを通します。このときに片方の孔から出てきたひもを長めにしておくことがポイント。もう片方の短めにしておいたひもは、一番くるぶしに近い孔へ下から通しておきます。この短めのひもは最後に蝶々結びをするときまで使いません。こうすることで完成時のバランスがキレイに仕上がります。
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シングルは最も簡単なアプローチです。その理由は1本の靴ひもを動かさないシンプルな通し方にあります。長めにとった靴ひもを一段上の対角線上の孔に下から通して、さらに同じ高さの反対側の孔へ上から通す。これを繰り返して横一線のキレイなひもの並びをつくっていきます。最後に蝶々結びをして完成です。
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見た目は「シングル」。よりフィット感に優れた「パラレル」
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ASICS WALKINGが重視している“歩きやすさ”を実現するためには、 靴ひもでしっかりホールドすることが大切。 靴を脱ぎ履きする際に、ひもを緩めて締める一連の動作をスムーズにしやすいのが「パラレル」なのです。
横一線のひもの並びなので一見はシングルのように見えますが、パラレルは内側の靴ひもが見えることが特徴です。シングル同様にビジネス、フォーマル、ドレスシューズにオススメの通し方ではあるものの、印象はどちらかといえば、ややカジュアル。ただし左右均等に締めることができるため、伸縮性とホールド感に優れています。最初は少し手間がかかるものの、一度覚えてしまえば、実はそのメリットからパラレルを好む人が多いです。
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パラレルもシングルと同じく片方のひもを長くとっておきましょう。左足は右のひも、右足は左のひもを長くしておきます。まずはつま先に一番近い左右の孔に上からひもを通します。次に片方を2段目の対角線上の孔の下から通します。ここでポイントになるのは、もう片方の1段目のひもは1段飛ばして3段目の孔の下から通すこと。さらに2段目の孔の下から通したひもを、並行に反対側の2段目の孔の上から通します。これを繰り返して、表面の横一線と内側のクロスしたひもの並びをつくっていきます。最後に蝶々結びをして完成です。
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カジュアルにベストな「オーバーラップ」
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「オーバーラップ」は主にスニーカー向けの通し方なので、もっともオーソドックスで馴染み深いかもしれません。締りがよく緩みにくいことを踏まえると革靴にも適した通し方ですが、革靴でもカジュアルな印象を与えたいならばオーバーラップ一択ですね。
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よくお悩みとして聞くのが、外側と内側のどちらのひもを上にしてクロスさせればいいのか、という声です。意外と知られていないのですが、正解は写真のように外側に来るひもが上になるように通してください。内側にくるひもを上にするよりも断然、見た目がキレイになりますよ。平ひもで通す場合は、孔から出てくるひもの形が崩れてしまうことも多いので、平らになるように注意して、より美しいオーバーラップに仕上げてください。
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ASICS WALKINGが推奨する3種類のシューレースの通し方、いかがでしたか? 普段とは違うアプローチを試して、ご自身の好みに合った通し方が見つかりますように。次回は「シューズの時短ケア方法」をお届けします。
PROFILE
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アシックスウォーキング 東京ヤエチカ 店長
2012年、アシックスジャパン株式会社に入社。以来、アシックスウォーキングでリテールを担当。地元である横浜を皮切りに店舗スタッフとして、アシックスウォーキング 横浜、鶴見、自由が丘に勤務。店長として、アシックスウォーキング 蒲田、自由が丘、渋谷を歴任し、現在はアシックスウォーキング東京ヤエチカの店長を務めている。
Edit+Text : Shota Kato(OVER THE MOUNTAIN)