ウォーキングとビューティの関係を紐解く、ビューティライターAYANAの連載「WALK ON YOUR COLOR」。
毎回切り口を変え、ウォーキングというフィルターを通してキレイのヒントを探ります。
私はビューティライターを名乗ってはいますが、体を動かすことが大の苦手です。体の健康が美しさに繋がるのはもはや常識で、頭ではわかっているのですが、忙しさにかまけてなかなかアクティブになれないのが現状。でも、特別なスキルもウエアもいらない、日常の感覚でトライできる「ウォーキング」ならどうだろう……?と、少し希望を持っているのです。
この連載には、ウォーキングと、私のフィールドであるビューティを繋げながら、よりウォーキングを身近に感じ、知っていこうという目的があります。たとえばヘアメイクや季節のスキンケア、マインドにおけるビューティなどを通じて、ウォーキングの魅力にどんどん開眼していけるような。
第一回は、ウォーキングにぴったりのヘアアレンジについて、ヘアメイクアーティスト大工廻さんにお伺いしました。ウォーキングはランやジムでのトレーニングとは異なり、タウンスタイルで行えるラフなところが魅力です。そのままショッピングや食事に出かけられる、かといってウォーキング時に汗をかいても邪魔にならない、シンプルでおしゃれなまとめ髪はきっと役に立つはずです。
SHORT HAIR
キャップスタイル 基礎編

ポンとかぶるだけの簡単スタイル。キャップでホールドするから髪がパラつかず、ウォーキングにぴったり。
毛先のニュアンスの出しかたで、ぐっとおしゃれに。


大工廻さんからのワンポイント!
キャップはしっかりかぶるとスポーティな印象になりますが、毛先に動きを出してふわっとかぶるとフェミニンに仕上がります。キャップを当てるトップ部分には、スタイリング料をつけないほうがベター。
SHORT HAIR
スカーフ巻き 応用編

スカーフを巻くスタイルは、コツを掴めばとっても簡単です
柄によって印象がガラッと変わるので、メイクやファッションとの色合わせも楽しんでみて。



大工廻さんからのワンポイント!
ショートヘアはヘアスタイルにマンネリを感じやすいところがありますが、スカーフひとつあれば簡単に雰囲気を変えることが可能に。幅広だとエレガントな雰囲気、細い幅ならカジュアルな雰囲気を楽しめます。
MEDIUM HAIR
ポニーテール 基礎編

スポーティなまとめ髪の王道ポニーテールが、アクセ使いを工夫するだけでモダンなタウンスタイルに変身します。


大工廻さんからのワンポイント!
ポニーテールを革ヒモでアレンジするだけの簡単スタイルです。ポニーテールはきっちり結ぶとスポーティになるので、ブラシで髪を上げた後、ざっくり感が出るように手ぐしを加えるといいです。また、結んでから、高さを出したい部分や抜け感を出したい部分を指で引っ張るようにすると動きが出ます。遊びが少ないほど、シャープな雰囲気になります。
MEDIUM HAIR
ダブルシニヨン 応用編

上下にひとつずつシニヨンを作るスタイル。レイヤーが入っていたり、長さが足りないミディアムヘアも簡単にまとめることができます。ヘアアクセをたくさん使って華やかに。



大工廻さんからのワンポイント!
上下でシニヨンを作るスタイルは、ひとつ結びよりも大人っぽく仕上がるので、フェミニンな服、エレガントな服にもぴったりです。シニヨンの位置が高めならアクティブな雰囲気に、低めならフェミニンな雰囲気に。毛先のバランスを見て、シニヨンの大きさを決めるとバランスを取りやすいです。
LONG HAIR
三つ編みポニー 基礎編

髪の長さを生かして、三つ編みを使った動きのあるポニーテールに。編み込むとグラフィカルな仕上がりでおしゃれになるだけでなく、髪もまとまってバサバサしないので、ウォーキングのときに邪魔になりません。


大工廻さんからのワンポイント!
ポニーテールはきっちり結ぶとスポーティになるので、ブラシで髪を上げた後、ざっくり感が出るように手ぐしを加えるといいです。また、三つ編みのときに髪を3等分しますが、量を均等にせず、バラバラな太さにすると、きつめに編んだときテールに動きやニュアンスが出るので、おしゃれに仕上がります。
LONG HAIR
ねじりシニヨン 応用編

上下でブロッキングしてからひとつにまとめていくシニヨンは、シルエットに動きがあり、エフォートレスに仕上がるスタイルです。



大工廻さんからのワンポイント!
ねじりシニヨンを崩れにくくするコツは2点。まず、髪をねじるときはきちんと力を入れてテンションをかけておくこと。それからゴムでまとめるときは、根元から徐々にゴムをずらし、シニヨン全体に崩れにくくきれいな仕上がりが保てます。


現在TRON management所属。雑誌、広告、カタログ、タレントなど多岐にわたり活躍中

EMOTIONAL WRITING METHOD(#エモ文)を始動。OSAJI メイクアップコレクションディレクター。