ウォーキングの概念が変わる。運動効率の高いファストウォーキングという選択 ウォーキングの概念が変わる。運動効率の高いファストウォーキングという選択
ウォーキングの概念が変わる。
Walk Faster. Feel Better.
運動効率の高いファストウォーキングという選択

#WELL-BEING 2026.02.25

ウォーキングの概念が変わる。運動効率の高いファストウォーキングという選択

無理なく続けられる運動習慣として人気のウォーキング。「手軽にはじめられる」「継続しやすい」といった利点がある一方で、ウォーキングを続けるにつれ「もっと効率的に」「もっと高い負荷を」と、一般的なウォーキングでは物足りなくなる人もいるでしょう。

そんな皆さまに、今、ウォーキングの新しい可能性として注目されている「ファストウォーキング」をご紹介します。ランニングに引けをとらない運動効果があるといわれるファストウォーキングは、身体も心も満たす運動習慣として新しい扉を開いてくれるはずです。

運動効果を高める「ファストウォーキング」とは

ファストウォーキングは特別な運動ではありません。いつものウォーキングから少しペースを上げて歩いてみましょう。具体的には時速5〜7km程度(一般的なウォーキングは時速4〜5km程度)。1kmを8分30秒〜12分程度で歩く速さだといわれています。

走るのではなく、あくまで「歩く」という心地よさを保ちながら、自分のペースを優しく引き上げる。この「少し速く歩く」というシンプルな選択が、驚くほど健康維持や体力向上につながります。

立命館大学スポーツ健康科学部の後藤一成教授の研究によると、歩行速度が速まるにつれて運動強度が自然と高まることがわかっています。

立命館大学 スポーツ健康科学部 後藤一成教授(写真提供:立命館大学)

実験では、同じ時速約7kmでファストウォーキングとランニングを行った場合、ファストウォーキングの方がランニングよりもエネルギー消費量が高いことが示されました。

これは、時速8〜10km程度のランニングに匹敵する運動効果になります。さらに、大腿部(太もも)や臀部(お尻)の筋活動量はランニングとほぼ同じレベルが維持されています。

もう一つの利点は、ランニングに比べて身体への着地衝撃が少ないこと。後藤教授の研究によると、足裏にかかる衝撃は、同一速度のランニングよりも低いことがわかっています。つまり、ファストウォーキングは「運動の効果」と「身体へのやさしさ」という、相反するかに見える要素を両立しているのです。運動効果を高めながら、(ランニングと比べて)身体への負荷軽減が期待できるため、安心して運動を続けられる、まさに理想的な選択肢といえるかもしれませんね。

さらに、ファストウォーキングの大きな魅力は、その「始めやすさ」と「続けやすさ」にもあります。また、すでにウォーキング習慣のある人なら、「いつもよりも少し速く歩く」ことを意識することで、自然とファストウォーキングへと移行できるでしょう。特別な準備も必要ないので、日常的に実践できる運動として、気軽にファストウォーキングに挑戦してみてください。

ファストウォーキングを実践してみよう!

さあ、あなたのウォーキングをファストウォーキングへと進化させてみましょう。2ステップで、その一歩一歩が、より効率的かつ効果的なものに変わります。

ステップ1:ウォーキングフォームを見直す
まず大事なのは「頭の揺れを最小限に抑える」ことです。そのために、軽くあごを引き、視線は少し遠くへ。呼吸は、鼻から深く吸い込み、口からゆっくりと吐き出す腹式呼吸を心がけてみてください。肩はリラックスして開き、背筋をすっと伸ばすように。そして、骨盤を立てるイメージで歩くことで、身体全体のバランスが整い、推進力が生まれます。ひざはあまり曲げずに、歩幅を大きく意識して歩くと運動効率を高めやすくなります。細かいポイントは下のイラストを参考にしてみてください。

ステップ2:インターバルウォーキング
先に示したエネルギー消費量の図をみると、高い運動効果が期待できるのは時速7km以上ですが、最初からそのペースを維持するのは難しいかもしれません。そこで、ぜひ取り入れてほしいのが「インターバルウォーキング」という、「速く歩く」と「ゆっくり歩く」を交互に繰り返す方法です。まずは、3分ほどゆっくり歩いて足を慣らしたら、

① 時速7kmを目標に、速く歩く(3分)
② ゆっくり歩く(3分)

これを交互に繰り返しましょう。早く歩くことで筋肉に刺激が入るため、ゆっくり歩きの間も運動効果が相対的に高くなります。

最初はこのようなインターバルトレーニングや、10分程度のファストウォーキングからはじめてみましょう。身体が慣れてきたら、少しずつ時間を延ばし、最終的には45分間歩き続けることを目指してみてくださいね。

そしてもうひとつ。ファストウォーキングを、より快適で効果的な運動にするために重要なのが足もとです。ウォーキングシューズは、あなたの身体を支え、加速させ、そして守る、大切なパートナーになります。

たとえば、片足が地面から離れるランニングと常に両足が地面に接地しているウォーキングでは、足の動きや歩幅、地面からの衝撃など全てが異なります。外見は同じように見えるランニングシューズとウォーキングシューズでも、実は、それぞれの運動に適した性能が備わっているのです。

「いつもより速く歩く」を叶えるシューズ『GEL-FASTWALK』

日常使いから本格的なトレーニング用まで、さまざまなウォーキングシューズを手がけるアシックスウォーキングが、ファストウォーキングのために開発したシューズが『GEL-FASTWALK』です。

※掲載されているシューズは試作段階であり、
最終仕様と異なります。

歩くという行為を、よりアクティブで、より充実したスポーツへと昇華させるために開発されました。その根幹を支えるのが、こちらの2つの機能です。

<大胆なつま先上がりの「ソールの形状」>
速く歩くためには、流れるようにスムーズな足捌きが求められます。そこで「一歩を踏み出すごとに加速するような感覚」を得られるように、『GEL-FASTWALK』では、ソールの支点を深く設計し、つま先へと大胆に持ち上げたカーブ状のソールを採用しています。

※掲載されているシューズは試作段階であり、
最終仕様と異なります。

このカーブがあることで、着地した瞬間、あなたの足は「グイン!」と、まるで意思を持っているかのように前に転がり出し、これまで経験したことのない、未体験の推進力と爽快感を体感することができます(※)。

※体感には個人差があります

<ミッドソールの中足部の「隙間」>
ファストウォーキングのフォームは、先に述べたように「頭の揺れを少なくする」ことが大切ですが、歩くスピードが上がるほど、頭は上下に大きく揺れがちです。この上下の動きは、前に進むためのエネルギーを奪ってしまうエネルギーロスの原因になります。

※掲載されているシューズは試作段階であり、
最終仕様と異なります。

ミッドソールの中足部の「隙間」=「エフィシェント構造」は、スポーツ発想から生まれたアシックススポーツ工学研究所が誇る独自のテクノロジー。この構造により、ミッドソールの中足部がたわみ、着地時の地面からの反発(パワー)が前へと押し出されます。エネルギーロスが抑えられ、前へ前へと力強く進みます。

つま先上がりの独特なソールの形状とエフィシェント構造が融合することによって、『GEL-FASTWALK』は、自然と前に進む力を高め、あなたのファストウォーキングをかつてないほど快適で効果的なものへと変えてくれるでしょう。そして、ただ速く歩くだけでは味わえない、新しい「歩く楽しさ」も発見できるはず。その楽しさこそが、ファストウォーキングを無理なく、長く続けられる大きな原動力となります。

※掲載されているシューズは試作段階であり、
最終仕様と異なります。

今回、立命館大学の学生男女10名に『GEL-FASTWALK』と従来のウォーキングシューズを履いて、それぞれ400mを歩いてもらったところ、「いつもより速く歩ける感覚があった」「未体験な感覚だった」と感じる人が、感じない人と比較して有意に多いという結果が出ました。これらの声は、まさに『GEL-FASTWALK』が、速く歩くための機能を、感覚として明確に、そして心地よく体感できるシューズであることを示唆しています。

さあ、新しい運動習慣に踏み出してみましょう。

ファストウォーキングは、決して難しい運動ではありません。それは、あなたのペースで、あなたの「歩く」を進化させるための、シンプルで効果的なメソッドです。そして、『GEL-FASTWALK』は、そのメソッドの心強い相棒となるでしょう。

※掲載されているシューズは試作段階であり、
最終仕様と異なります。

『GEL-FASTWALK』の「グイン!」と前に進むライド感とともに、「いつもより速く、もっと快適に」歩く喜びは、あなたのウォーキングへのイメージを変えてくれるはず。健康と未来のための一歩として、新しい運動習慣に踏み出してみましょう。

TEXT:Junko Hayashida(MO’O)
PHOTO:Masahiro Heguri