3つのWOWで歩きやすさのその先へ<br>MOON AMBLE LAUNCH EVENT REPORT
MOON AMBLEが切り拓いた
ウォーキングシューズの新たな領域

#Story 2026.10.05

3つのWOWで歩きやすさのその先へ
MOON AMBLE LAUNCH EVENT REPORT

ASICS Walking(アシックスウォーキング)のフラッグシップモデルとして登場した「MOON AMBLE」のメディア向けローンチイベントが、9月15日に帝国ホテルで華々しく開催されました。株式会社アシックス代表取締役会長CEO廣田康人や開発メンバーによるプレゼンテーション、ゲストのすみれさんのトークなど、盛りだくさんの内容で新商品の魅力を発信したイベントの模様を、当日の展示や登壇者のコメントとともにレポートします。

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MOON AMBLEへの高い期待と注目度

「もっと歩きたくなるシューズ」をコンセプトに、アシックスが培ってきたテクノロジーに新たな素材や研究手法を取り入れて完成したMOON AMBLE(ムーンアンブル)。フラッグシップモデルのお披露目にふさわしく、アシックスウォーキングも直営店を構える帝国ホテルの格式あるバンケットルーム「孔雀 南の間」にて、メディア向けのローンチイベントが行われました。

会場内は、アシックスウォーキングの歩みや理念をパネルでたどるエリア、メインステージを配したエリア、その奥には壁で仕切られたMOON AMBLEの展示エリアという構成。開場するなり多くの記者・メディア関係者が集まり、MOON AMBLEに寄せられる期待と注目度の高さを窺わせました。

今回のイベントの司会進行を務めたのは、ASICS WALKING JOURNALでもおなじみのフリーアナウンサー竹内由恵さん。オープニングで、アシックスウォーキングとの出会いを通じて歩くことへの意識が変わった経験を語りました。

「仕事や子育てで日々慌ただしく過ごしていると、歩くことを単なる『移動手段』だととらえてしまいがちです。でも少し意識して歩いてみると、気分転換ができたり、いつもと違う景色に気づけたりと、身体だけでなく心にもいい影響を与えてくれることを実感しています」

誕生のきっかけはCEOの言葉から

そんな竹内さんの呼び込みで最初に登壇したのは、株式会社アシックス代表取締役会長CEOの廣田康人。

「アシックスは創業以来、スポーツを通じて人々の心と身体の健康に貢献してきました。私たちはその価値を、競技やトレーニングにとどまらず、より多くの人の日常生活に広げていきたいと考えています。そこで、私が大きな可能性を感じている領域のひとつが『ウォーキング』です」

スポーツシューズは70年以上、ウォーキングシューズは40年以上にわたって研究開発を続けてきたアシックス。このふたつの強みを掛け合わせることで、アシックスならではの新しいウォーキングの価値が創造できるのではと廣田は語ります。さらに、MOON AMBLEの開発のきっかけが、自らの呼びかけによるものであることも明らかに。

「約1年前、開発チームに『これまでの延長線ではない、新しいウォーキングシューズを作ろう』というダイレクションを出しました。歩きやすさの先にある、自然にもっと歩きたくなるような体験を作れないか。その挑戦から生まれたのがMOON AMBLEです」

最後に廣田は、「グローバルでウォーキング事業を成長させ、いつか世界中のお客様に『歩くならアシックス』と思っていただける存在を目指したい」と、今後のビジョンを語りました。

さて「もっと歩きたくなる」という感覚は、どのようにして商品に落とし込まれたのでしょう。続けて登壇したアシックススポーツ工学研究所(以下、ISS)所長の竹村周平は、「ISSにとって新しいチャレンジでした」と、MOON AMBLEの開発当初を振り返ります。

「人の動きだけでなく、感覚まで科学的にとらえ、その知見を実際の商品につなげていく。そのために研究所、開発、商品企画がひとつのチームとなって検証を進め、3つのWOW(ワオ)という考え方の設定に至りました」

ここで廣田が再び登壇し「3つのWOWというテーマから生まれた新しいシューズをご覧ください」という言葉を合図に、廣田と竹村の手でMOON AMBLEをお披露目しました。場内に盛大な拍手とシャッター音が鳴り響く中、廣田は「どこまででも歩いていける。そんなシューズに仕上がっています」と自信を湛えた表情を見せました。

感覚に訴える「WOW」という開発基準

竹村から壇上を引き継いだISSの開発責任者・マルチスポーツ機能研究部 部長の市川 将は、3つのWOWを以下のように説明しました。

「ひとつ目は、手に取った瞬間のWOW。見た瞬間、触れた瞬間に『履いてみたい』と感じること。ふたつ目は、履いた瞬間のWOW。足を入れた瞬間に心地よさやフィット感が得られること。そして三つ目が、歩いた瞬間のWOW。一歩踏み出した瞬間に、自然にもっと歩いてみたいと感じること。これらを具体的な設計目標として商品に落とし込むことを目指しました」

さらに市川は、WOWが単なる感覚的な言葉で終わることがないよう、入念な試作と検証を重ねたといいます。

「ISSでは歩行時の身体の動き、足裏にかかる力、重心移動などを分析すると同時に、実際に履いた人がどう感じているのかという感覚の評価も行い、定量的な人の動きと、定性的な人の感覚という両面から『歩きたくなる』という着用体験を設計していきました」

こうして生まれたMOON AMBLEの特長を、ISSの商品責任者・フットサイエンス研究チーム野々川 舞が解説。
特にこだわったのはソールで、アシックス独自設計の異なる硬度のクッションフォーム材を配した2層構造を採用し、着地時の衝撃緩衝性と歩行時のバウンス(跳ねる・弾む)感が追求されています。

「どれだけ機能が優れていても、日常の中で履きたいと思えるものでなくては、『歩きたくなる』シューズになりません。
そこでテクノロジーだけでなく、デザインやカラーの面でも、この一足に“WOW”を込めています。ぜひ実際に履いてその感覚を体験してください」

特別ゲストのすみれさんも驚いたバウンス感

イベントの締めくくりに登場したのは、モデルで歌手のすみれさん。ホワイトで揃えたジレとパンツというさわやかな出立ちに、ホワイト/オレンジのMOON AMBLEをあわせたコーディネートを披露してイベントに華を添えました

「今日のようにスポーティーで健康的な格好はもちろん、もう少しフォーマルなジャケットのセットアップに合わせても、ほどよくカジュアルダウンしてくれて似合うと思います。オレンジのアクセントも効いていて、かわいいですよね」

普段から1日1万歩を目標に、朝のウォーキングを日課にしているというすみれさん。ステージに用意されたウォーキングマシンで、実際にMOON AMBLEの「もっと歩きたくなる感覚」も体験しました。

「どんどん前に進んでいく感覚があって気持ちいいですね。履き心地も軽いですし、まさに“bouncy”という感じ。本当にどこまででも歩いていけそうです」

ステージでのプログラムが終了すると、展示エリアが開放されました。ここではMOON AMBLEのフルラインアップや分解パーツが並べられ、実際に手に取れるだけでなく試し履きも行えるようになっています。実際に試し履きをした来場者からは、「ソールの弾むような感覚は唯一無二。一度履いたら『こういうことか』と誰もが分かるはずです」といった声も聞かれました。

ローンチ早々、たくさんの「WOW」を提供したMOON AMBLE。この4日後には、実際にMOON AMBLEを履いて東京の街を歩くウォーキングイベントも開催されました。そちらのレポートも後日公開予定なのでどうぞお楽しみに。

Photo : Sogen Takahashi
Edit+Text : Taro Takayama(Harmonics inc.)