保育やファッションほか、ジェンダーレスな子育てをさまざまな角度から発信、提唱する子育てアドバイザーの河西景翔(けいと)さん。
今回は新色の黒が加わったMICT MINIを主役に、ジェンダーレスなスニーカーのスタイリングを提案。
子どものおしゃれ心を満たす元保育士ならではのアイデアが散りばめられたコーディネートは、今すぐトライしたくなるものばかり。自慢のスニーカーで、大人顔負けのモードを楽しもう!
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足元のネイビーと小物づかいで、普段のワンピースを大人みたいにアレンジ


大人顔負けのブルーグレー×ネイビーのコントラストが美しいスニーカーを主役に、白のワンピースとグレーのレギンスでシックにスタイリング。 ママとのリンクコーディネートも楽しめそうな、シンプルでモードなスタイルです。 鮮やかなチェックのストールとニットのレギンスで、さりげなくブリットムードをプラス。秋ならではのおしゃれを満喫して。
KATE’S STYLING ADVICE

休日だからこそ楽しめるワンピースを小物でアレンジしてみました。 保育園や幼稚園ではスカートやワンピースでの登園がNGのことも多いですから、お休みの日こそ大好きなアイテムを。 とはいえ、過度な女の子らしさは不要。クールなネイビーのスニーカーをもってくると、ニュートラルでいいバランスにまとまりますよ。 ポイントは、チェックのストールと黒のリボン。ママが普段愛用しているマフラーやストール、そしてリボンなどをさっとヘアや首元に。 着こなしのアクセントになることはもちろん、大好きなママ、そして大人のアイテムは、おませな女の子ならうれしいはずです。
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足元のピンクとデニムのコントラストが効いたコーディネートは、シェアリングアイテムでモード感をプラス


優しいピンクのスニーカーに、ステッチが効いた最旬デニムを合わせたモード感たっぷりのコーディネート。 ブリットテイストが魅力のハンチングやスカーフなど、シックな小物で、ちょっと大人っぽく。 デニムの足元はロールアップしてさりげないアクセントに。
KATE’S STYLING ADVICE

シャツ+ジレのトラッドな着こなしながら、デニムで動きやすさもキープ。 あえて足元にピンクを入れることで、ぐっとこなれたムードが演出できるし、 何より男の子のピンクって、すごくオシャレ度が上がります。 スカーフなどサイズを問わない小物はパパやママのアイテムをシェアリング。 大人のスタイルを真似することって、子どもたちにとっては“ごっこ遊び”のようなもの。 一緒におしゃれを遊んでみよう!という感覚で、子どもとあれこれと相談しながらコーディネートしてみては。
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フリル×フリルのスウィートなレイヤードは、シックなブラックの足元でフィニッシュ!


フリルがあしらわれたスタンドカラーのホワイトシャツに、フリル袖のノースリーブシャツをレイヤード。 フリル×フリルが絶妙にマッチしたスウィートにしてカラフルなスタイリングです。 ボトムにはデニムを合わせ、ボーイッシュなムードをプラス。 シックなブラックのスニーカーで足元を仕上げたら、着こなしがぐっと引き締まり、バランスのいい着こなしに。
KATE’S STYLING ADVICE

シューズがブラックなので、ソックスはあえて派手色ピンクのゼブラ柄をチョイスしました。 フリルやピンクなどディテールがスウィートなアイテムも、デニムやブラックのスニーカーでユニセックスなムードが漂います。 ポイントはノースリーブと長袖のレイヤード。子どもって、季節を問わずにお気に入りのアイテムをいきなり着たがるし、すぐにサイズアウトしてしまう。 けれど重ねることで秋冬でも大好きな春夏アイテムを楽しめるので、ぜひ挑戦してみてください。
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難易度の高いオールピンクの着こなしは、ブルーとブラックを差し色に


チャーミングに着こなすピンクフルなコーディネート。くすみピンクのカーディガンには同系色のパンツをプラス。 バンドカラーのストライプシャツや小さな丸メガネで知的なニュアンスを。足元の黒が全身を引き締めながら、ぐっとスタイリッシュな印象を与えてくれる。
KATE’S STYLING ADVICE

ピンクを主役にした、男女問わず楽しめるコーディネートです。テーマカラーを選んだら、他のカラーの数はぐっと絞るのがコツ。ピンクの面積が大きい着こなしは難易度が高そうに思えますが、黒やブルーを入れると難なくまとまります。 そしてお休みだからこそ、パパのヘアプロダクツを使って男の子はオールバック、女の子はヘアアイロンでウエーブをつけるなど大胆なヘアアレンジはいかがでしょうか。大人気分が味わえ、子どものおしゃれ心を満たしてくれます。

PROFILE
東京都生まれ。子育てアドバイザー。平成14年に保育士・幼稚園教諭の資格を取得。保育士・幼稚園教諭として15年以上、保育の現場で働く。現在は子育てアドバイザーとしてウェブで記事を手がけるほか、セミナーやワークショップを開催するなど幅広く活躍。「育児も保育も、ファッションも男女の境はない。ジェンダーレスな未来を目指す」がひとつのテーマ。モード感たっぷりの自身のおしゃれも注目を集めている。
インスタグラム:https://www.instagram.com/9.11.21
Coopetration: Takanori Kako@ACE
Photo : Sogen Takahashi
Text : Kana Umehara

