コンフォートを求める
今の時代に合っている革靴

「ランウォーク ７」は、レザーの質感が良い革靴の中に、〈アシックス〉ならではのスニーカーライクなテック感、機能が溶け込んでいて、すごくオリジナルな感じがします。クッション性が高いし、スポーツシューズのメリットが生かされているところは、他に類を見ないと思います。反発性もあるし、歩き出しがスムーズと言うか、足と靴が一体になっていく感覚があります。 硬いパーツと柔らかいパーツが連動しいて動いている感覚も、スポーツシューズに近いですよね。ちょうど個人的にもスニーカーより革靴を履きたい気分になっていたところだったし、今回はとても良い機会でした。それに、昔ながらの革靴って、ちょっと疲れちゃったり、我慢が必要だったりすることもあるじゃないですか。でも、「ランウォーク ７」はコンフォートを求める今の時代に合っているなという気がします。さらに、この価格帯で〈アシックス〉のテクノロジーを搭載している点も納得感がある。それに、ただ機能の特化を目指していくとデザイン的な高級感が損なわれることもありますが、きちんとした高級革靴ブランドと並んでも全く遜色がない品のあるデザインだし、スタイリスト目線で見ると、デザインだけでも勝負できるラインナップですよね。ビジネスでもカジュアルでも使いやすいと思うし、革靴は履いていくうちに自分の足に馴染んでくる。スニーカーと比べると長い付き合いになる分、愛着が湧いていくのも楽しみ。僕は仕事の時は今日着ているようなジャケパンスタイルが多いので、特に一番最初にコーディネートをご紹介したユーチップのモデル（1231A296）が特にお気に入りになりました。実際の店舗では足型計測を行うこともできるし、きちんと自分の足のサイズに合う革靴について知ることができるのも良い経験だと思います。皆さんもぜひ足を運んでほしいですね。

PROFILE 大山シュン

多くの顧客を抱えるファッションスタイリスト。スタイリングの提案だけでなく、発行部数12万部を突破した『最強の服選び』（大和書房）などファッションに関連した著書も多数。“おしゃれの基本”を解説するYouTubeチャンネル「スタイリスト大山シュンのメンズ服講座」や、ディレクションを行うブランド〈So（ソー）〉も話題を集めている。私生活ではアウトドアやランニングを楽しんでいる二児の父。