側面の吊り込み作業は、かつてはすべて手作業でしたが現在は機械を使用することも。手作業の場合は「やっとこ」と呼ばれる工具を使って、決められた手順で行います。左右のバランスが崩れないための手順は、アシックスの長い歴史の中で培われたもの❻。かかと部分は「ヒールラスター」を使用して吊り込み。機械で行うことで、難しい湾曲部分も均等に貼り合わせることが可能に❼。加工でできたシワは、熱風を当ててこまめにケア。アッパー底面をサンダーや手バフで削り、吊り込みでできた凹凸をフラットに。この作業の精度でソールの接着力が変わるため、注意深く丁寧に仕上げていきます❽。