Contents.03 足の変形に、靴選びで対応する

アーチに注目すると、足の一生が3つに分けられることが理解できます。まずは18歳頃までのアーチが完成してくる時期。次に、20~40代のしっかりしたアーチを維持できる時期。そして50歳以降のアーチが崩れていく時期です。では、50歳を過ぎる時期にはどのような靴選びが適切なのでしょう。答えは、指先が動かせる余裕のある靴を選ぶということ。ただ大きいだけでなく、ひもを締めると足の甲がしっかりフィットして、かかとが浮き上がらない靴を選ぶことは非常に大切です。つま先が狭くなっている靴も避けたほうが良いでしょう。また、かかとの安定に意識を向ければ足が靴の中で滑っていかず、前足部の負担を減らせます。このように50歳を過ぎ、アーチが崩れていく時期に適切な靴を選べば、足の変形を抑制することができるのです。

Contents.03 足の変形に、靴選びで対応する
正しい靴選びのヒント

足に合わせた靴選び

それでは具体的に、どう靴を選べば良いのでしょう。まずは足長と足囲を見て、正しいサイズを選びます。足囲のサイズを確認し、幅の広い人は3Eや4Eといったサイズを選んでください。幅が狭い人は小さいサイズを選ぶことを避け、ひもが締めやすいデザインを選びます。まずは、指がしっかり伸びるかどうかをチェック。そして靴の中で足が滑らないよう、足の甲がしっかりとフィットし、かかとやアーチが問題なくサポートされる靴を選びます。両足で立っている時には足と靴に少しすき間があり、片足で立つと足にぴったりとフィットし、土踏まずの形に沿ってしっかりとサポートされている状態が理想です。またアーチの高い人は足の衝撃緩衝機能が低いのでクッション性の高い靴を選びましょう。足の左右差がある人は、必ず両足で試し履きをして靴を選ぶことが大切です。

激変してしまう、歩き方
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